HEIC → PDF 変換について
今ではほとんどの人にとって、スマートフォンのカメラがオフィスのスキャナーの代わりになっています。ところが、その写真の提出先はたいてい PDF を求め、HEIC ははっきり拒否されることも少なくありません。PDF はページの順番が固定され、どの端末でも同じように見え、1 つの添付ファイルとして送れます。経費精算システムも、ビザ申請のポータルも、大家さんも、まさにそれを期待しています。
pd00 は、WebAssembly にコンパイルされた libheif(約 1.4 MB、初回にダウンロードされてキャッシュされます)で各 HEIC を開き、写真をページに配置します。既定では、すべての写真が 1 ページに 1 枚ずつ、1 つにまとめた PDF に入ります。写真ごとに独立したファイルが必要な場合は、代わりに画像ごとに PDF を選んでください。JPG、PNG、WebP、AVIF のファイルも同じ一括処理に加えられ、1 回の実行で最大 500 枚の画像を扱えます。
PDF の中では各写真が JPEG として保存されるので、画質スライダー(50〜100、既定は 92)も適用されます。最大サイズを選ばない場合、写真は長辺 2560 px に縮小されます。これはレターサイズのページでおよそ 300 dpi に相当し、1 枚ごとに 1200 万画素をまるごと抱えることなく、印刷でもシャープに仕上がります。
HEIC → PDF 変換の使い方
- 紙にしたい写真を追加するHEIC ファイルを選ぶか、フォルダをまるごと追加するか、コピーした画像を貼り付けます。スクリーンショットやその他の JPG、PNG、WebP、AVIF 画像も一緒に入れられ、それぞれが 1 ページになります。
- レイアウト、順序、出力を選ぶ用紙サイズを A4、レター、「写真に合わせる」から選び、ページの順序を「撮影日時」「ファイル名」「追加した順」から設定します。出力は既定の「1 つの PDF」のほか、「画像ごとに PDF」も選べます。
- 変換して結果をダウンロードするまとめた PDF は 1 つのファイルとしてダウンロードされます。「画像ごとに PDF」の場合は写真ごとに文書ができ、「すべての PDF をダウンロード(ZIP)」でひとまとめにできるので、何十ものリンクを順にクリックする必要はありません。
主な利用シーン
経費精算のためのレシート
出張中にレシートをその都度撮影しておき、経理には十数個の添付ファイルの代わりに 1 つの PDF を渡しましょう。撮影日時順に並べれば、タクシー、ホテル、夕食のレシートが実際の順番どおりに並びます。
ビザ、学校、保険の書類アップロード
申請ポータルでは、添付書類をすべて PDF で求められることがよくあります。書類の複数ページを 1 つのファイルにまとめるか、証明書ごとに別々のアップロード欄があるなら「画像ごとに PDF」を使ってください。
ページごとに撮影した賃貸契約書や手紙
複数ページの書類を 1 枚ずつ順番に撮影すれば、まとめた PDF はスキャンしたもののように読めます。最大サイズを 1920 px にすれば、10 ページの手紙でも文字は読めるまま、メールで送れる小ささに収まります。
A4、レター、写真に合わせる:用紙サイズの選び方
| 用紙サイズ | レイアウト | 選ぶ場面 |
|---|---|---|
| A4(210 × 297 mm、既定) | 0.5 インチ(約 12.7 mm)の余白。縦向きか横向きを写真ごとに選択 | 日本の書類をはじめ、北米以外のほとんどの地域向けの書類 |
| レター(8.5 × 11 インチ) | 同じ余白と向きの自動選択 | 米国やカナダの書類、北米で印刷するもの |
| 写真に合わせる | 各ページが写真そのものの形になる | 画面での閲覧や、誰も印刷しない写真集 |
向きの自動選択は、思ったより重要です。横長のレシートや、横向きに撮った見開き 2 ページは、縦長のページに縮めて押し込まれる代わりに、横向きのページになります。
ページの順番を正しくする
既定の順序である撮影日時は、各写真の EXIF のタイムスタンプに基づきます。iPhone で撮影した書類なら、クラウドからダウンロードしてファイルの順番がばらばらになっていても、ほぼ確実に正しく並びます。名前に順番が表れている場合はファイル名を選んでください。たとえば IMG_4471 の次に IMG_4472 が続く場合や、01、02、03 と名前を付け直した場合です。写真を 1 枚ずつ追加して自分で順番を決めたいなら、追加した順を選びます。
ファイルサイズ、解像度、PDF に含まれないもの
PDF が添付ファイルの容量制限に対して重すぎる場合は、最大サイズを 1920 px に、制限の厳しいポータルなら 1280 px に下げ、拡大して小さな文字がまだ読めるか確認してください。細かな文字や技術図面でさらに細部が必要なら、4096 px を選びます。画質スライダーを 80 前後に下げると、もう少し軽くなります。ほかで作られた大きな PDF なら、PDF 圧縮で中の写真を小さくできます。
PDF には EXIF データが含まれないため、GPS 座標やカメラの情報は残りません。台所のテーブルで撮ったレシートから、そのテーブルの場所がわかってしまうことはありません。ただし、封筒に書かれた住所のように写真に写っているものは、そのままページに載ります。写真の Display P3 カラープロファイルは保持されるので、ページが色あせて見えることはありません。
この変換ツールでできないこと
- 文字認識はしません。各ページは画像なので、文字の検索やコピーはできません。
- 署名や文字の編集はできません。パスワードを設定するには、完成したファイルを PDF パスワード設定にかけてください。
- 動画はスキップされます。Live Photo からは静止画だけが使われ、.MOV は無視されます。
- 大きな作業にはメモリが必要です。原寸の写真が数百枚あるなら、スマートフォンよりパソコンのほうが楽に処理できます。
写真をページではなく個別の画像として欲しい場合は、HEIC → JPG 変換を使ってください。手持ちの PDF にこれらのページを加えるには、PDF 結合で 2 つのファイルをつなげます。PDF はこのタブの中で作られるので、身分証明書、銀行からの書類、医療費の明細も、ずっと端末の中にとどまります。確かめる方法はこちら。