HEIC → PNG 変換について
PNG も JPG も、HEIC が開けない場所で開けます。Windows、Android、Chrome、Edge、Firefox、そして .heic を拒否する多くのアップロードフォームです。違いは画素の扱いにあります。PNG は可逆形式なので、デコードした写真がそのまま正確に保存され、何度保存し直しても変わりません。JPG はわずかに細部を手放す代わりに、ファイルをずっと小さくします。日常的な共有には、たいてい HEIC → JPG 変換のほうが向いています。
ここでは、HEIC ファイルを WebAssembly にコンパイルしたオープンソースの HEIF デコーダー libheif(約 1.4 MB、初回利用時に読み込まれ、以後はキャッシュされます)で開きます。その画素を、タブの中でそのまま PNG に書き込みます。圧縮で失われるものがないので画質スライダーはなく、長辺を 4096、2560、1920、1280 px に縮める任意の上限設定があるだけです。
正直にお伝えしておきたい注意点が 1 つあります。iPhone は HEIC を保存した時点で、すでに写真を圧縮しています。PNG はデコードした画像を完全に保存しますが、カメラが記録しなかった細部を取り戻すことはできません。つまり、できあがるのは忠実なコピーであって、画質が向上したものではありません。
HEIC → PNG 変換の使い方
- HEIC ファイルをドロップする写真を変換ツールにドラッグするか、ファイル選択を使うか、フォルダをサブフォルダごと追加します。1 回の実行で最大 500 ファイルまで扱え、Live Photos の .MOV ファイルはスキップされます。
- 元のサイズのままにするか、上限を設ける編集や保存が目的なら、最大サイズは「元のサイズ」のままにしてください。2560 px や 1920 px を選ぶのは、PNG を小さくする必要があるときだけです。「写真情報を保持」と「GPS 位置情報を削除」で、写真情報を残すか、GPS 位置情報だけを消すか、EXIF を完全に削除するかを決めます。
- PNG ファイルを受け取るPNG を 1 つずつ保存するか、「すべてダウンロード(ZIP)」を使います。IMG_0420.HEIC は IMG_0420.png になり、名前がぶつかった場合は 2 つ目に「 (2)」が付くので、1 つ目が上書きされることはありません。
主な利用シーン
レタッチ用のマスターコピー
ポートレートや商品写真をレタッチや合成に回すなら、PNG から始めましょう。JPG は保存するたびに少しずつ劣化しますが、PNG のマスターは長い作業にも耐えます。圧縮したコピーは最後に一度だけ書き出します。
ホワイトボード、スライド、手書きのメモ
ホワイトボードの写真、講義室の後ろから撮ったスライド、ノートのページは、ほとんどが文字とくっきりした線です。JPG だとその周りにうっすらとしたにじみが出がちですが、PNG なら線がきれいなまま残り、切り抜きや書き込み、拡大にも向いています。
元の写真と並べて置く可逆アーカイブ
保存の手順として、カメラのファイルとは別に、広く対応している可逆形式のコピーを求められることがあります。1 年分の HEIC 写真を PNG に変換すれば、その条件を満たせます。ただし HEIC の原本も残しておき、ディスク容量に余裕があることが前提です。
変換した iPhone 写真:PNG と JPG の比較
| 比較項目 | PNG | JPG |
|---|---|---|
| 圧縮 | 可逆 | 非可逆(画質 50〜100) |
| 一般的なファイルサイズ | HEIC の数倍で、JPG よりかなり大きい | HEIC よりやや大きい |
| 編集後に保存し直したとき | 劣化は増えない | 保存するたびに少し劣化する |
| 文字とくっきりした輪郭 | シャープなまま | うっすらとノイズが出ることがある |
| 写真情報(EXIF) | 保持(比較的新しい eXIf チャンクに格納) | 保持(ほぼすべてのアプリが読める) |
PNG のファイルが大きくなる理由
可逆圧縮が得意なのは、平坦な色やすっきりした図版です。カメラで撮った写真はその逆で、細かな質感やセンサーノイズがいたるところにあり、どれも情報を捨てずには小さくできません。そのため、1200 万画素の iPhone 写真を PNG にすると、元の HEIC の数倍の大きさになるのが普通です。
- 原寸の PNG 写真は、メールの添付やアップロードの容量制限を超えてしまうことがよくあります。
長辺を 2560 px や 1920 px にするとサイズは大幅に減り、縮小後の寸法で可逆のまま保たれます。
写真情報、カラープロファイル、eXIf の注意点
既定では、撮影日時、カメラの機種、レンズ、露出値、GPS 座標が PNG の eXIf チャンクにコピーされます。このチャンクは、JPG で EXIF が当たり前になってからずっと後に PNG 仕様に加わったものなので、古いビューアーや編集ソフトの中には読み込まないものがあります。日時が表示されないソフトでも、たいていデータ自体は残っています。画像は正しい向きで保存されるため、向きは「標準」と記録されます。座標なしで共有するには GPS 位置情報を削除にチェックを入れ、EXIF をすべて消すには写真情報を保持のチェックを外してください。
写真の Display P3 ICC プロファイルも埋め込まれるので、カラーマネジメント対応のアプリでは撮影したとおりの色で表示されます。HDR による明るさの強調は、標準のダイナミックレンジに平坦化されます。
PNG 以外を選ぶべきとき
- 写真をメールで送ったりネットに投稿したりする場合:JPG のほうがはるかに小さく、どこでも読めます。
- 複数の写真を 1 つの文書にまとめたい場合:HEIC → PDF 変換なら 1 つのファイルになります。
- 保存容量に余裕がない場合や、写真を Apple のデバイスでしか見ない場合。Apple のデバイスは HEIC をそのまま表示できます。
- 透過が必要な場合:iPhone のカメラで撮った写真には透明な部分がないので、PNG も元の写真と同じく不透明です。
非常に大きな一括処理は端末のメモリ次第で、スマートフォンよりパソコンのほうが快適に処理できます。ブラウザは、最新の Chrome、Edge、Firefox、または Safari 16.4 以降が必要です。追加したファイルはアップロードされず、デコード、エンコード、ZIP の作成はすべてこのタブの中で行われます。ご自身で確認する方法はこちら。