PNG → PDF 変換について
PNG は、スクリーンショットのショートカット、スキャンアプリ、作図ソフトの多くが既定で保存する形式です。すべての画素を正確に記録するからです。その正確さゆえに、PNG のフォルダは重くなり、送るのも面倒になります。このツールはそれらを PDF にまとめます。すべての画像にそれぞれ 1 ページを割り当てた 1 つの文書にするか、ファイルごとに別々の PDF にするかを選べます。
ブラウザが各 PNG をデコードして白いキャンバスに描画し、その結果を JPEG 画像として PDF に書き込みます。これはどの PDF ビューアーでも表示できますが、JPEG は非可逆で、非可逆圧縮の影響が最初に現れるのは小さな文字のくっきりした輪郭です。既定の画質 92 では、拡大すると文字の周りにうっすらとした点状のノイズが見えることがあります。文書、コード、表計算のスクリーンショットや線で描いた図表なら、変換の前に画質スライダーを 100 まで動かしてください。ファイルは少し大きくなりますが、輪郭はきれいに保たれます。
特に指定しない限り、幅または高さが 2,560 ピクセルを超える画像は、長辺がそのサイズになるよう縮小されます。それでも 1 ページ全体に印刷してシャープに見える大きさです。それより小さな画像は元の画素数のままです。高解像度のノートパソコンやモニターのキャプチャはこの上限を超えることがあるので、細部をもっと残したいときは「最大サイズ」のメニューで 4096 px を選んでください。
PNG → PDF 変換の使い方
- PNG ファイルを追加するPNG をページにドロップするか、ファイル選択で選ぶか、スクリーンショットをクリップボードから直接貼り付けます。1 回の実行で最大 500 枚の画像を扱えます。
- 画質、用紙サイズ、順序を設定する文字の多いキャプチャなら画質を 100 にします。次に A4、レター、「写真に合わせる」のいずれかを選び、ページの順序を「撮影日時」「ファイル名」「追加した順」から選びます。
- 変換して PDF を保存する既定の 1 つにまとめた PDF のままにするか、「画像ごとに PDF」に切り替えてから変換します。別々の PDF は「すべての PDF をダウンロード(ZIP)」でまとめてダウンロードできます。
主な利用シーン
スクリーンショットで作る操作手順書
設定変更の手順を 1 つずつキャプチャして、同僚にたどってもらいたいとします。スクリーンショットには撮影日時がほとんど記録されないため、「撮影日時」の順では各ファイルの保存時刻が使われ、これは通常ショートカットを押した瞬間と一致します。さらに「写真に合わせる」を選べば、どのキャプチャも用紙の余白なしで表示されます。
スキャンアプリが PNG で保存した紙の書類
スキャンアプリの中には、各ページを PNG で保存するものがあります。A4 かレターを選べば、ページは 0.5 インチ(約 12.7 mm)の余白付きの標準的な用紙サイズになり、署名済みの書類を何枚もの画像ファイルではなく 1 つの添付ファイルとして送れます。
レポート用のグラフやフローチャート
表計算ソフトから書き出したグラフや、ホワイトボードアプリで保存したフローチャートは、PNG で届くことがよくあります。画質 100 で変換すれば、単独で添付することも、PDF 結合で長い文書に組み込むこともできる PDF のページになります。
透明な背景は白になります
PNG は透過を保存できますが、JPEG はできません。そのため、すべての画像は PDF に入る前に白の上に平坦化されます。ほとんどのスクリーンショットやロゴでは気づかないでしょう。注意が必要なのは、白い文字や、周りが透けている淡い色のロゴのように、暗い背景向けに作られた画像です。白いページの上ではほとんど見えなくなってしまうことがあります。見えるようにしておく必要があるなら、先に画像編集ソフトで暗い背景のレイヤーを追加してください。アルファチャンネルの仕組みを技術的に詳しく知りたい場合は、PNG 仕様に説明があります。
スクリーンショットのページをくっきりさせるコツ
- 文字なら画質 100。小さな文字をぼやけさせる JPEG のノイズがほぼなくなります。
- 変換の前に切り抜く。画像全体がページに載るので、トリミングしない限り、メニューバーや Dock、何もないデスクトップまで入ってしまいます。
- 書類なら 1280 px は避ける。全画面のキャプチャをそこまで縮めると、普通の本文の文字が読みにくくなることがあります。
- 向きは画像に任せる。A4 とレターでは、横長のキャプチャは横向き、縦長のキャプチャは縦向きのページになり、それぞれ 0.5 インチの余白の内側に収まります。
- 画面で読むなら「写真に合わせる」。各ページが画像そのものの縦横比になり、白い余白は付きません。
サイズ、メタデータ、制限
PDF の最終的な大きさは、PNG の中身次第です。写真や情報量の多いスクリーンショットは、JPEG のほうが PNG より効率よく扱えるため、たいてい小さくなります。大きな単色の部分がある平坦な図版は逆になることがあります。PNG はそうした画像をきわめてよく圧縮できるからです。まとめたファイルが大きすぎる場合は、PDF 圧縮にかけるか、より小さなサイズ設定で変換し直してください。
PNG 内のテキストチャンクや EXIF データはコピーされません。画像以外に PDF に記録されるのは、タイトル、作成日時、作成ソフト名だけです。この変換でできないことも覚えておいてください。
- この変換ツールは OCR を行わないため、スクリーンショット内の文字は画像の一部のままで、検索、選択、コピーはできません。PDF OCR(文字認識)を使えば、完成したファイルを検索可能にできます。
- 画素を正確に保存する方法は用意していません。PNG を完全に保存しておく必要があるなら、PDF とは別に元のファイルを残しておいてください。
- 文書ではなく、別の形式の個別の画像が必要な場合は、画像形式変換を使ってください。
PNG はこのブラウザの中で処理され、送信されることはありません。いくつかの手順で確認できます。