PDF パスワード解除について
ロックされた PDF は日常的に届きます。銀行や電力・ガス会社は生年月日や口座番号の一部で保護した明細書を送ってきますし、給与システムは給与明細を暗号化し、同僚はメールで送る前にファイルにパスワードを付けます。毎回入力するのは面倒ですし、pd00 のほかの PDF ツールを含め、多くのツールは暗号化されたファイルをまったく処理できません。PDF とすでに知っているパスワードをこのツールに渡せば、暗号化を外したコピーが保存されます。
PDF のパスワードは、どちらの種類でも使えます。文書を開くパスワード(ユーザーパスワードとも呼ばれます)は、リーダーがページを表示する前に求めるものです。権限パスワード(所有者パスワードとも呼ばれます)は、ファイルを開いたあとに印刷、テキストのコピー、編集などができるかどうかを管理します。お持ちのほうを入力してください。結果は、そのまま開けて制限のない、暗号化されていない PDF です。
何も求められずに開けるのに、印刷できなかったり、コピー&ペーストがグレーアウトしていたりする PDF もあります。こうしたファイルは権限パスワードだけで暗号化されており、「PDF パスワード解除」はその制限も解除して、印刷や注釈の書き込み、引用ができる普通のコピーを作ります。
このツールがしないのは推測です。パスワードの解析、総当たり、復旧の機能は一切含まれていません。正しい「文書を開くパスワード」がなければファイルは読めず、ツールはその旨を表示します。ご自身の明細書、パスワードと一緒に送られてきたファイル、所属する組織の記録など、開く権利のある文書のためのツールです。
PDF パスワード解除の使い方
- ロックされたファイルを読み込むPDF をツールにドロップするか、端末から選びます。自由に開けるけれど印刷やコピーができないファイルも、同じ方法で扱えます。
- 知っているパスワードを入力する「PDF のパスワード」欄に、文書を開くパスワードか権限パスワードのどちらかを入力します。入力を求められずに開けて、制限がかかっているだけの PDF なら、パスワードは不要です。
- ロックを外したコピーをダウンロードする「パスワードを解除」を押して、暗号化されていない PDF を保存します。元のファイルは端末上にそのまま残るので、あとで保護された版が再び必要になったときにも安心です。
主な利用シーン
毎月の銀行明細を整理する
生年月日や口座番号の数字でロックされた明細書も、一度解除して保存しておけば、家計管理用のフォルダでも税理士でも、あなたにパスワードを尋ねることなく開けます。
ほかのツールで使えるようにする
ここにある結合、圧縮、回転などの PDF ツールでは、ロックを外したファイルが必要です。パスワードを外して次の処理を行い、結果を非公開にしておくべきなら、「PDF パスワード設定」で新しいパスワードを付けてください。
記録を長期保管する
10 年後に誰かが覚えていなければならないパスワードに頼った会社のファイルは、もろいものです。組織が所有する文書をアーカイブに入れる前にロックを外しておけば、読める状態を保てます。
文書を開くパスワードと権限パスワード
| パスワードの種類 | 管理するもの | ここで必要なもの |
|---|---|---|
| 文書を開くパスワード(ユーザーパスワード) | そもそも文書を表示できるかどうか | 入力する |
| 権限パスワード(所有者パスワード) | 印刷、テキストのコピー、編集 | 入力する。PDF が入力なしで開ける場合は不要 |
どちらの場合も、ダウンロードしたコピーには暗号化もパスワードの入力画面も制限もありません。
ここでロックを解除できない PDF
- 文書を開くパスワードがわからない。ファイルは読めないままで、pd00 にできることはありません。送信者に尋ねてください。銀行は多くの場合、明細書を届けるメッセージの中で、口座番号の下数桁などのパスワードの形式を説明しています。
- 証明書や権利管理によるロック。デジタル証明書で保護された文書や、企業の権利管理サーバーに結び付いた文書は、そもそもパスワードを使わないため、このツールでは開けません。
- 破損したファイル。壊れている PDF やダウンロード中に途切れた PDF は、正しいパスワードでも復号に失敗することがあります。もう一度ダウンロードしてやり直してください。
- スマートフォンでの非常に大きな文書。復号中はファイル全体がメモリ上に保持されるため、非常に大きなファイルはパソコンのほうがうまく処理できます。
ロックを外したコピーで変わらないもの
文書内のものは、ページ、文章、画像、埋め込みフォント、ハイパーリンク、しおり、入力可能なフィールドまで、すべてそのまま引き継がれます。描き直しも再圧縮もしないため、画質は保護された版とまったく同じで、タイトルや作成者などの文書のプロパティも保持されます。ファイルサイズは通常、元とほぼ同じになります。ただし 1 つだけ引き継がれないものがあります。ファイルを保存し直すと付いていたデジタル署名は無効になるので、署名済みの元のファイルを記録として保管してください。
責任を持ってロックを解除する
保護を外すのは、開いて変更する権利のあるファイルだけにしてください。文書からパスワードを外しても、その著作権や共有された際の条件は変わりません。職場のファイルには社内規程が適用される場合もあります。また、ロックを外したコピーは手に入れた人なら誰でも読めるので、紙の原本と同じくらい慎重に保管し、ほかの人に送る前には PDF パスワード設定で再びロックしてください。
復号はすべてブラウザ内で行われるため、ファイルもパスワードも pd00 やほかの誰かに届くことはありません。確認の手順はプライバシーのページで説明しています。